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こちらの写真は、ケニアに住んでいた時に仲良くなったママ(村のおばちゃん)と5年振りに再会した時に取ったもの。

 

当時、NGOのメンバーとして教室建設プロジェクトを行っていた村で、旦那さんと一緒に食堂を営んでいたママ。

彼女のつくるケニア風定食(ごはん、sukuma-ケールの炒め物、玉葱のスープ、豆の煮込み)がとっても美味しくてよく食べていた。

太陽のような笑顔の彼女がつくるお料理は、どこか懐かしくてホッとする味だった。

 

 

当時の写真

 

5年前、NGOの一員として教室建設のプロジェクトに関わっていた私は、そのNGOのルールとして、村の人から贈り物をされても一切受け取らないように指導されていた。

 

現地の人が”外国人”に対して、贈り物や食事を振る舞うことは、例え私たちにとっては普通で一般的な内容であっても、村人からするとかなり無理をしていることが多いのだという。

無理をして"おもてなし"を受けることは、村人の生活を苦しめてしまったり、あるいは時として、おもてなしをできる人だけが"外国人"に優遇されて権力を得るという構図になってしまいこともあるそうです。

それを避ける為に、贈り物は絶対に断りなさい、と厳しく言われていた。

 

 

 

 

5年振りに村に戻ると、その食堂はなくなっていて、代わりにテーラーショップ(オーダーメイドの洋服屋)になっていた。

そこには当時と変わらぬ太陽のように温かい笑顔でママが居た。

 

食堂がなくなってしまった事を寂しがっている私に、旦那さんの体調がよくなくなったので、もともと旦那さんが始めたいと言った食堂をたたみ、ママの夢の仕事(被服の学校で洋服作りも学び若い頃はナイロビで洋服作りの仕事をしていた)の洋服屋さんをオープンしたのだと話してくれた。

1つのお店を経営している同じ女性として、色々な話に花が咲いた。

 

暫く懐かしい話をして、一緒にお茶を飲んで、用事を済ませると、私が持って来たお土産の御礼にと言ってママの畑から今朝採れたばかりの大きなマンゴーを頂いた。もうNGOに所属していないので自由に受け取れる立場になった私は「ありがとう!!!」と大喜びで受け取った。

 

するとママは、「5年前は、贈り物をしたくても断られると知っていたので、できなかった。でも、ケニアの村では親しい友人が来たら贈り物をする文化がある、そしてそれは断らずに受け取るのが礼儀というもの。今は友人として受け取ってくれて嬉しい。」そう言ってくれた。

 

当時のNGOでの決まりも理解できる。

ママの意見も理解できる。

 

いまは立場や関係性が変わり、「友人」と呼んでもらえて、純粋にとっても嬉しかった。

 

ナイロビのホテルに戻り、翌日の朝ホテルに頼んでマンゴーを切ってもらった。

今までの人生で一番最高の味だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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