2020年6月1日、コロナ自粛期間に設立されたアフリカローズ環境部でブレスト中に出たアイディア「カーボン・オフセット料金」を導入することになりました!

NOTEに、より詳しくまとめています。

カーボン・オフセットとは?

私たちが、生活しているとあらゆるところで二酸化炭素(以下、CO2)が発生します。例えば、私たちは呼吸をするだけでCO2を出していることは、皆さんも知っていると思います。他にも人間のあらゆる活動をとおしてCO2は発生します。CO2や温室効果ガスと言われるものをなるべく出さないように努力しても、どうしてもゼロにならないときに、発生するCO2(=カーボン)の全部または一部を植林・森林保護などで埋め合わせ(=オフセット)をすることを、「カーボン・オフセット」と言います。

カーボン・オフセットを行うには、まず、自分たちがどれくらいのCO2を出しているのか、知る必要があります!

アフリカ・ケニアから遠路はるばる届いたバラは、一本あたりどれくらいの二酸化炭素を排出してきたのか?綺麗なバラの二酸化炭素排出量を計算するのは、一方でロマンスがなくなってしまうみたいで、物寂しく感じます。でも私たちが販売しているパワー溢れるバラたちが環境問題につながっているかもしれないと思うと、その方が気持ちよく販売できないので、実際に計算してみました!

 

ケニアからやってきたバラたちは、一体どれくらい二酸化炭素を排出してきたのか?

私たちは環境の専門家ではありませんが、様々な情報を駆使して、自分たちでバラ1本あたりのCO2排出量

①ケニアで12,000本のバラを栽培すると約6,000kgのCO2が排出されると言われています。なので、一回の輸入あたりの量で換算すると750kgのCO2を排出しています。

②そして、バラ農園から120kmほど移動したところにあるナイロビ空港へバラたちを運びます。一回の輸入あたりの量で換算すると20.16kgのCO2を排出しています。

③飛行機でケニア・ナイロビからドバイを経由し、日本の羽田空港まで運ばれます。一回の輸入あたりの量で換算すると1395.2kgのCO2を排出しています。

④羽田空港から広尾本店までまでの輸送にかかるCO2排出量は、3.36kg

⑤広尾本店から六本木ヒルズ店までの輸送にかかるCO2排出量は、1.13kg

①から⑤で出た数字を全部足すと、一回の輸入あたり、およそ2170kgのCO2を排出しています。

アフリカローズのバラ1本あたりで計算すると、約1.4kgのCO2を排出していることになります。

※CO2の排出量は、時速・運ぶものの重さ・移動距離・燃費などによって変わってくるので、これらの数字は、計算上のおよその値です。

計算するにあたり参考にした資料は、以下です。
CO2排出量の計算

あらかじめご承知いただきたいのは、アフリカローズの環境部のメンバーで自分たちなりに計算をしたので、専門家の人たちからみると計算上間違っているところがあるかもしれません。CO2排出量の計算について詳しい方、間違っている、あるいは、より正しい計算の仕方をご存知の方、是非教えていただけると嬉しいです!

※世界第4位の輸出国であるオランダでバラを生産した場合、ケニアで生産するよりも5.8倍多くの二酸化炭素を排出しています。ケニアの気候に合わせ環境負荷の低い方法でバラを生産することができています。が、排出されているのは事実。

そこで、バラの生産と輸送の過程で発生するCO2をオフセットできるオプションを追加することにしました!1本のバラが生産されてからあなたの手に届くまでに約1.4kgのCO2(ビニル袋約23枚分)が排出されていると推測されます。※詳しい算出方法は、こちらをご覧ください。

 

1本のバラの購入につき5円を追加すると、1本分(1.4kg)のカーボン(=二酸化炭素)をオフセット(=埋め合わせ)できる仕組みです。カーボンオフセット料金をお支払いいただくかどうかはお客様が決めていただけます。支払わない場合はアフリカローズが払います。料金はケニアの植林活動を行っている団体へ寄付し、寄付金額がどれくらいの量のCO2削減に寄与したかも公開されます。※2020年7・8月の結果は、こちら

アフリカローズとして、美しい地球を守るために、今できることを全身全霊で取り組んでまいります。皆さまのご協力をどうぞ宜しくお願いいたします!!!