六本木ヒルズ店に込めた想い

AFRIKA ROSEの２号店目が六本木ヒルズにオープンします！

４月１１日 (木) 11:00 オープン予定
AFRIKA ROSE & FLOWERS
ヒルサイドB2F

この嬉しいお知らせを、皆様と共有できることを心から嬉しく感じております。
2012年6月に初めてケニアからバラを輸入したのが昨日のようです！
当時は母とバンに乗って成田空港までバラを迎えに行き
「本当に生のバラが遠いアフリカのケニアから届くんだね！」と感動したのをはっきりと憶えています。

当時は２０００本以上のバラを実家の和室にブルーシートを敷いて、１本１本水揚げしたのは気が遠くなるような大変な作業でした。
出店した２日間のイベントでは半分以上が売れ残ってしまい、悲しくて悲しくて、
でもそれ以上に「もう破棄したくない！」という強い想いに変わり、店舗ではなくインターネット販売という道を選びました。

それから３年が経った２０１５年１０月、記念すべき１号店が広尾にオープンしました。
とても勇気がいる挑戦でした。
でも前に進むしかない！！！やるべきことをすべてやって、これでダメなら胸を張って諦められる！！
成功するか不安でいっぱいの中スタートしたクラウドファンディング。
大勢の方にサポートいただいた事は大きな自信になりました。がむしゃらな最初の１年でした。

お陰様で売上も伸び、より沢山の方々にアフリカローズの薔薇を楽しんでいただけるようになりました。
一緒に働く大好きな仲間も増えました。

気付いてみたら広尾がオープンしてもう３年。
本を出版したり、お客様と一緒に薔薇農園を訪問するツアーも毎年恒例となり、プライベートでは結婚と出産も経験しました。
子育てをしながらの経営は想像以上のものがあり、正直、経営を退こうと本気で思った時期もありました。
母性本能が強く働いたのか、仕事の存在が疎ましくなってしまったのです。
もう手放そう、これ以上仲間に迷惑をかけられない。
ケニアで雇用を増やすことだけが目的であれば、私でない他の誰かが担った方がスケールするのではないか？
そう決心し、手放す手続きを進めていました。

すると、心の中のもうひとりの自分が話しかけて来ました。
「本当にこれでいいの？」

「ケニアで雇用を増やすことだけが、このアフリカローズの価値なの？」
自分自身へのクリティカルな問いでした。

逃げることはいつでもできる。
まだ本気で挑戦しきっていない。
誰かに任せて万が一会社がつぶれてケニアからバラが輸入できなくなった時、本当に後悔しないのか？

答えは、明確でした。
まだまだ私にできることはある。挑戦したい。
母になったことで自由な時間が減り、思うように仕事ができずに負担だけが増える。一方で、母になるという経験を通しもっともっと大きな愛を経験できる、それを活かして更に大きな愛を広めよう！すぐに思うような結果が出せなくても、諦めないで頑張る姿こそが、周りの勇気につながっていくのではないか。
そう思い、再び自分が経営してきくことに強くコミットしました。

「よし！頑張って続けよう！」
そう覚悟した翌日、新規出店のお話をいただきました。

物件はなんと六本木ヒルズ！
大好きな六本木ヒルズ。いつか出店できたら素敵だな～と心のどこかでは漠然と感じていたけれど、まさか現実のものとなるなんて。