フォトグラファーの桜木奈央子です。

3/15(日)、先週から告知させていただいていた「卒業おめでとうROSE撮影会」を行いました。

小学校、中学校、高校、大学、大学院…さまざまな卒業生が来てくれました。まず、彼女たちの眩しい笑顔をご覧ください!

本当に、ご卒業おめでとうございます!

実はこの撮影会、やる前に少し迷いました。

というのも、新型コロナの影響で外出は控えた方がいいという雰囲気の中で、卒業生が本当に来てくれるかな?という不安があったからです。

でも、打ち合わせの時のめぐちゃんのひとことにはっとしました。

「もしひとりしか来なくても、この撮影会をやることで、ひとりの人でもハッピーにできたらそれでいいんじゃない?」

この言葉を聞いて、本当にそうだなあと思いました。

写真を撮ることでひとりでもハッピーにすることができたら、わたしにとってもそれ以上うれしいことはありません。

自分がどうして写真を撮っているのか、初心を思い出させてもらった言葉でした。

「アフリカのバラを通して、世界中に笑顔を増やしたい」

出会ったころからずっとそう言っていためぐちゃん。そのまっすぐな思いは変わってないんだなあと改めて感じました!

さて、どんな風に撮影するか、わたしの中では最初からイメージがありました。

おめでとうの気持ちを込めて、大切な人に「卒業したよ!」って報告できるような写真。

そして、ケニアのバラ農園のスタッフさんたちが笑顔になるような写真。 バラを笑顔のバトンにするような、そんなイメージです。

なので、撮影前に会話をして、学校生活のことや卒業旅行のことだけでなく、ケニアのことも話をするようにしました。

「アフリカでも卒業式ってあるんですか?」

そんな質問をしてくれた方もいました。

もちろん、卒業式はあります!

その規模はさまざまですが、卒業生やその親たちは卒業式という晴れの日をおめかしして精一杯楽しみます。

家のお手伝いや下の子どもたちのお世話が忙しくて学校をやめてしまう小学生もいます。

中高生になっても、家が貧しかったり、制服やテキストが買えなかったりして勉強する環境が整わずに中退する子も少なくありません。 アフリカでは学校に通うことが日本より「当たり前」ではないので、だからこそ、卒業式は「最後まで勉強を続けられてよかったね!」というおめでたい日なのかもしれません。

撮影前に好きな色のバラを選んでもらったのですが、この時間も楽しかったです。

洋服の色との組み合わせを考えたり、花言葉をチェックしたり。

撮影しながら、ファインダー越しにみなさんの晴れ晴れしい顔を見て、撮影会やってよかったなあと思いました!

余談ですが、撮影会はアシスタントして息子(小5)に来てもらいました。機材運び、テスト撮影のモデル。いないとけっこう大変なので助かりました。

撮影の空き時間に、毛利庭園でひなたぼっこしながらのんびりできたのもよかったです。

今回、撮影会をさせてくれたAFRIKA ROSEのみなさん、本当にありがとうございました!

いつも思うのですが、AFRIKA ROSEのお客さん、そしてスタッフのみなさんは、本当に気持ちのいい人ばかりです。日々バラに囲まれているから心に余裕ができるのかな?笑顔で対応してくれて、本当に感謝です。

事前告知をシェアしてくれたみなさんも、本当にありがとうございました。

たくさんの人たちの「おめでとう!」の気持ちを代表するような気持ちで撮影させていただきました。 今回撮影した写真はまたいつか、ケニアのバラ農園のスタッフさんたちにも見てもらいたいと思います 。