今日、38日は国際女性デー。
アフリカローズでは、設立前した年からこの日を祝ってきました。

国際NGOPlan Japanとタイアップで2014年にノーベル平和賞を受賞したマララちゃんとのオンライン対談でローズを配ったこともありました。

HAPPY WOMANプロジェクトでは初代のスピーカーとして登壇させて頂いたり、その翌年は倉木麻衣さんとトークショーにてお話させて頂きました。

一昨年はMimosa Festaにて「花を飾る」についてオンライン登壇させて頂きました。

そして今年はイタリア商工会議所が主催するMimosa Day! International Woman’s Dayのアンバサダーを努めさせて頂きました。メッセージ動画は、こちら

一昨年の北欧留学で驚いたことの一つは、デンマーク人の女性のほぼ全員がフェミニスト!

北欧留学前の私は、フェミニストという言葉が好きではありませんでしたし、自分自身のことをフェミニストだとは思っていませんでした。

フェミニストという言葉は、なんとなく男性より女性の方が偉い男性は嫌い女性だけで頑張るんだというイメージを持っていました。男女の間に壁をつくっている構図では色々なことは解決しないでしょー。フェニミストは自分の権利ばっかり主張して、女性以外の人の存在に感謝できない人たち、だと勘違いしていたのです。

でも、そうじゃないということを北欧の友人たちが教えてくれました。『フェミニスト』の意味は、「女性の権利を尊重し、女性に対する不平等の解消を唱える人。」ということで、男性も女性もジェンダー関係なく、全ての人間が同じ人間として意見や権利が尊重される社会を目指して行動している人のことだそうです。

「あ、わたしフェミニストじゃん!」と思いました。

現時点では、女性というだけで差別されたり、意見が尊重されなかったりと、社会において女性ということがデメリットになる場面がまだまだ多く存在します。日本でも働く女性たちは一度はそんな場面に悩んだ経験があると思いますが、開発途上国ではもっともっと根本的な差別があります。早すぎる結婚や妊娠、身体的・性的暴力の危険、長時間の家事や過酷な労働女の子だから学校に行けなかったり、生理になったらいじめにあったり、夫からDVを受けたりと例を挙げればキリがありません。そういう不平等はおかしいし、改善されるべきだと思っています。

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私は個人的に、20代の頃に男性ばかりの組織で働いていた頃、悔しい経験をしたこともありました。でも、起業してからは、女性だからといって不利な経験をしたことは一度もありません。きっと、商材がバラだということもあるかもしれません。むしろ女性ということで、多くの人たちに甘えたり頼らせていただいたように感じます。女性に生まれたことに心から感謝しました。

最近、日本や欧米諸国では多様性が受け入れられ生きやすい世の中に変化してきていて、一昔前のように女性だからといって不利になる機会はどんどん少なくなってきていると感じます。とても良い流れだと個人的には思います。

世界のどこに行っても、性別関係なく、お互いを尊重し合って、強みを生かし、頼り頼られ支え合っていく社会が自然なんだと感じます。全ての人が自分らしく、自由に、力を発揮して輝く社会が当たり前になったらいいなと思います。

この3年、畑をやっているのでより自然に近い環境にあるのですが、男女の生物学的な違い(子孫を次世代に残す重要な使命)はあれど、社会的なジェンダーの違いは今の社会においてはほとんど関係ないのかなと思います。

「昔はフェミニストという考え方があったんだ」と懐かしまれるほど、ジェンダーが平等で当たり前な社会になったらいいなと思います。女性が経済的に自立し安定すれば、もう少し自由に人生が選択できると思いバラをケニアから輸入し続けています。

私は自分が女性に生まれたことに誇りを思っているし、喜びを感じています。(小学校の頃、男子は立ちションで、女性はトイレにわざわざ行かなきゃ行けなかったので男子が羨ましかったことはありますが。笑)

世界の中には、女性に生まれたことを恨んでいる人たちもいます。そんな女性たちが「女性に生まれてよかった」と心から感じる人生を送って欲しいと願っています。

そして、自分がこの時代に生まれ、この顔とこの身体、この環境にこの命があることに心から感謝しています。

HAPPY International Women’s’ Day!