この完璧なグラデーション。

これこそ、まさに私がケニアで心を奪われたユニークで力強く、それでいて繊細な色合い。存在自体のエネルギー。

 

最近、少し悲しいお問い合わせがありました。

オンラインでご注文いただいた方から「花びらが枯れている」とのご意見をいただいたのです。

 

お写真を送っていただくと、この花弁のグラデーションを「枯れている」と感じたそうです。その方は「完璧なバラ」を求めていました。

 

もちろん、その方には説明を差し上げた上で新しいバラをすぐにお届けしましたが、お互いの「完璧」の定義が違うように思いました。

 

完璧の定義は、人それぞれ。

傷ひとつなくて、色むらがなくて、茎がまっすぐで… お話を伺ううちに、その方の求める「完璧」が明らかになってきました。

 

AFRIKA ROSEが定義する「完璧」は、

バラの存在そのものの生命力と美しさ

 

人間である私だって、顔にシワやシミがあるし、失敗したり病気になることだってある。ロボットや蝋人形(造花やプリザーブドフラワー)のように傷ひとつなく永遠に美しい存在ではないのです。

 

不完全。だからこそ、「完璧」な存在。

 

AFRIKA ROSEのバラは、輪が大きく、色鮮やか。茎が太く、長く楽しめる。それが、私たちの定義する「最高品質のバラ」です。中には葉っぱが少し傷ついていたり、茎が真っ直ぐでないものだってあります。それが多様性なんです。

 

すべてのバラが一様に同じ形で真っ直ぐな茎であるよりも、いろんな模様や形があったほうが自然だし面白いでしょ?

AFRIKA ROSEのバラを愛するお客様は「この、茎が個性的なコをいただくわ。」「このグラデーション、素敵ですね。」とおっしゃってくださいます。

愛してくれる親に出会ったようで、スタッフは安心してバラをお嫁に出すことができるのです。

Love, Megumi