アフリカローズの10周年記念プロジェクトとして、子供たちと一緒に「未来に繋ぐバトン『豊かさを育む絵本』」をつくっています。1年半かけて、絵本をつくる企画です。昨日は年明け初めてのミーティングを子供たちと行いました。

年末年始の宿題として、「どんなこと・どんな時に豊かさを感じるのか?」を感じたり考えたりしてもらい、昨日はその宿題を皆で共有しました。シェアされた内容があまりにも素敵だったので皆さんと共有したいと思います。

<普段、どんな時・どんなことに豊かさを感じているのか?>
●普段自分が吸っている酸素がどのようにできているか考えたことがなかったので調べてみた(木とプランクトンから。木は知っていたが、プランクトンは知らなかった。)
●家族と一緒に居られること(親がいない子や離れて暮らしている人もいる)
●昨日食べたワカメのスープが美味しかったこと(海の底がワカメをつくってくれたことを感じた)
●ワカメの旅(漁師さんがワカメをとって市場に運ばれてお店で食べれるように加工されて私たちの手元に届く過程を想像してみた)
●年末年始に祖父母や親戚と集まる機会があった。ご先祖様が生きていたから僕達が存在していることに改めて気づいた。(ご先祖様が繋いでくれた命)
●学校で難しいことがあった時、友達が優しくしてくれたり助けてくれるから一緒に乗り越えられる(友人の存在)
●好きなことや遊びがでいているのは家族が環境をつくってくれているから感謝
●「ありがとう」と言っている時
●学校の友達の家族に感謝している

<自分がいるだけで感謝している人は誰?どんな時に感じる?>
●両親や家族。母は私に「あなたはいつも私に幸せにしてくれる」と毎日言ってくれる
●いつもケンカしている妹だけど、本当はお互いの存在に感謝している
●生産者がつくってくれて、消費者が買うことによりお金が支払われている(循環)
●学校の友達
●捨て犬や捨て猫など、困っていたり助けが必要な存在に手を差し伸べる時
●「ありがとう」と言われた時

<豊かさを感じる大事なポイント>
●人と人の繋がり(親、先祖、ともだち)
●ものの後ろにあるたくさんの人の関わり(ワカメスープの旅)
●助け合い(人だけじゃなく動物も)
●豊かさは思いもよらないところにある(当たり前の中にある)

読者(子供も大人も)が絵本を読み終えた時、こんな風に、子供たちが感じたような豊かさを受け取ってもらえたらいいなと思います。

こんな話し合いが行われました。いよいよ次回(2月)のミーティングでは、ストーリーの骨格が決まってくると思います。

お楽しみに!!!

(この日は全員で写真を撮るのを忘れてしまい、最後まで残ってくれたお2人と。オンライン参加の方もいます。)