昨夜は文部科学省『トビタテ留学JAPAN』が主催するオンラインイベントで登壇の日でした。
海外留学に興味があり近い将来留学を希望していたり検討している10代20代の若者たちが参加しました。

ちょうど先月までアフリカローズのスタッフとして働いてくれていたたかこちゃんがトビタテ留学JAPANでインターンをしていて、彼女からのご縁でスピーカーとしてお呼ばれすることに。ご縁をつなげてくださり感謝です。たかこちゃん、運営の皆さん、参加してくれた皆さん、ありがとう!

パネリストは私含め4名。いわゆる社会起業家というカテゴリーに属する「Sustainable」「SDGs」「エシカル」というキーワードで活躍しているメンバーで、うち2名は知り合いだったので、とっても楽しみに当日を迎えました。皆さん素晴らしいお話で楽しかったです!

ちなみに、パネリストはこちら。

TABETE         伊作 多一さん(食品ロス)
Enter the E        植月友美さん(サステナブル・ファッション)
RICCI EVERYDAY   仲本千津さん(アパレル/アフリカ)

ひと通りスピーカーの自己紹介や事業紹介と簡単なトークが終わったところで、ブレイクアウトセッションに。4チームに分かれて、それぞれのスピーカーに直接質問できる時間が用意されていました。

そこで様々な質問を受けましたが、その中にすぐには答えられないものがあり
「うーん、そうですね。えーっと・・・」と言っているうちにタイムアップ!
ごにょごにょ答えているうちに時間が終わってしまいました。

その質問は「もしもバラに出会っていなかったとしても、サステナブルなビジネスを起業したと思いますか?」

そんなこと考えたこともありませんでした。

いつかどこかのトークイベントに参加者として居た時に、スピーカーに同じような質問をしている人がいて、そのスピーカーの方はこう答えていました。

「そんな質問全く意味ないよ。もしも〇〇じゃなかったら?そんな現実はどこにもない。起こっていないことをあれこれ想像するのは時間の無駄だと僕は思うよ。はい、次の質問。」

スパっと答えていました。そういうキャラの方だったので嫌な感じはなく、「はぁ・・確かに・・そうですね・・・」と、質問した方も納得していました。

私が先ほどの質問を受けたとき、真っ先にこのシーンが頭の中のイメージとして浮かんできたけれど、彼のようにスパっと切ってしまうのも味気ないというか申し訳ないような気になりました。

同時に、「もし〇〇だったら?」「もしあの時〇〇だったら?」と想像してみること自体とても素敵な行為だと個人的には感じるし、そういうのが小説や映画となって物語の豊かさを私たちは味わう事ができているのです。

そう考えると、何か素敵な「正解」のような答えが浮かんでこないかなーと自分に期待しましたが、やはり人間は「正解」を求めると、逆に自分自身から分離してしまい、本当の私の心の声が聞こえなくなってしまいものです。「正解」とは、他人軸ですからね。

そんな思考が一瞬のうちに頭の中をかけめぐり、けっきょく頭で考えてあれこれ想像しているうちは、(ちゃんと心と会話ができていないうちは)納得する答えには至らず、時間切れとなってしまった訳です。(ごめんなさい。)

イベントは22時まででした。イベント終盤で夫が帰宅し、お味噌汁を温めて、炒め物をつくって、私はお風呂に入ることにしました。

昨日はとても忙しい1日で、ほっとする時間がやっとできた感じ。そしてお風呂につかりながらリラックスしていると、先ほどの質問の答えがふっと降りてきました。

「バラと出会えなかった人生なんて、想像したくもない!」という心の声でした。

やっぱりリラックス大切ですね。自然と心と会話する時間になったようです。

これは、例えるならば、「もしあなたの片足がなかったら?」とか「もしあなたにお母さんが居なかったら?」みたいな質問です。
(実際に片足がない方やお母様を早くに亡くしている方もいらっしゃると思いますが、その場合は「大切なあなたの一部」が最初から無いことを想像してみてください。)

私はエシカルやサステナブルな選択肢やツールとしてバラを選んだのではなく、私の人生が豊かになるようにとバラが私を選んでくれました。
その結果、素敵な仲間に恵まれ、バラが私の扉を次々と開いてくれて、これまでは顕在化していなかったエシカルやサステナブルといった「本来、自分が本当に望んでいた生き方」に導いてくれました。
そして、どんどんどんどん幸せになっています(現在進行形)。

「あぁ。私はこんなにもバラを大切に感じているのか。」と涙が溢れました。

だから、バラと出会わなかったとしたら?と考えることすら拒否反応だったのかもしれません。そんな未来はちょっとも想像したくないのです。
いつかのイベントの男性が言っていたように、「出会わなかったかもしれない過去」は存在しません。
逆に私が想像したいのは、「バラがご縁で繋がった人たちと、どんな素敵な未来を一緒につくっていけるのか?つくりたいか?」
この可能性を一緒に想像したい。想像できたら一緒に実現したい。そう感じました。

起こった過去に感謝して、今を感じて、未来にどう繋げていくか、が大切ですよね!
現時点ではネガティブだと感じる過去さえも。

それが私の答えです。

昨日のイベントに参加してくれた皆さんが、このブログを見てくれているといいな。もし共感してくれたら、アフリカローズに会いに来てください!そして、素敵な未来を一緒に語りましょう!