土曜日の夕方、

広尾店で水あげが終わり一段落してホッとしていると、

向かいの道路に車が停まり、爽やかな青年が車から降りて

お店に小走りで入っていらっしゃいました。

私は19歳くらいだと思いましたが、

広尾店店長の海野さんは「いや、意外と23-24歳くらいかもよ~」と言いました。

「バラを1輪いただきたいのですが」と。
差し上げる相手の方は体調を崩されているので元気になって欲しいから、

との事でした。

最初は黄色のtop sunを見つめ「黄色が良いかな」と悩んでいましたが

「オレンジ色のバラの花言葉は《健やか》ですよ」とお伝えすると

「温かさを感じるのはオレンジ色ですね」と

オレンジ色のグラデーションが綺麗なdown townを見つめていました。

もう少し淡く柔らかいオレンジのモナリザという品種と3本を比べて

じっくり悩んだ結果、モナリザに決まりました。

温かみのあるオレンジだから、とおっしゃっていました。

差し上げるお相手のことを、

とてもとても大切にされているのだなと感じました。

ラッピングはクリスマスらしい光沢のあるシルバーに。

ご近所にお住まいの常連さんということがわかり

楽しくお話してお会計が終わる頃、

「あ!もう1輪、赤いバラください。

明日は母のお誕生日という事を思い出しました!」と。

息子からバラのプレゼントを贈られるのが夢である私のテンションは

maxに高まり、とても嬉しく特別な気持ちになりました。

「お母様、きっと喜ばれるでしょうね!」
「そうだといいですけど。笑」

とっても爽やかで、

奇策で話しやすく笑顔がチャーミングで、

真っ直ぐ目を見てお話のできる青年でした。

お見送りした後、店長の海野さんと
「なんて可愛らしい方なのかしら!

私の息子もあんな風に育ってくれたらいいな。」

「広尾店は素敵なお客様ばかりですよね。

この間もこんなお客様、あんなお客様…」と

素敵なお客様ストーリーが続いていきました。

毎日素敵なお客様に囲まれて、素敵な出会いや会話があり、

とてもとても幸せだな、と改めて感じました。