American Expressが主催するリーダーシップ研修に選抜されたので、先週はニューヨークまで行って来ました!

アメリカ、メキシコ、ロンドン、ケニア、ウガンダ、日本など世界各国から50名ほどの「社会にインパクトを与えるリーダーたち」が集まりました。

Red CrossやGlobal Impact、貧困の子どもを救うNGOのメンバーや国際団体のスタッフが大半を占めていて、その他にも大学の職員やリーダーシップ開発のプロフェッショナル達が集い、それはそれは意識も志も高く行動力も抜群で、ユーモアと思いやりと情熱がある素晴らしい人柄の方ばかり。それぞれに自分自身への学びを深めたり、各国の物語を語ったり、より良い未来に向けてビションを共有して濃厚な2日間を過ごしました。

普段日本に居る時は、AFRIKA ROSEというブランドがあるから、奇抜な事やネガティブな事はあまり言わないようにしていますが、この研修で出会った人には、距離が遠い分、逆に心の奥底までさらけ出すことができました。

私が一番価値あると感じた気付きは、自分の中にある恐れです。

私は「ビジネスウーマン」として自分をidentifyする事ができていないと気付きました。それは、世の中から「社会起業家」だと呼ばれていることを必要以上に意識してしまい「お金を稼ぐこと」に罪悪感を感じていたという事です。

「社会起業」というカテゴリーでは、世の中にポジティブなインパクトを与えるNPOなどの団体が多く、「いかにビジネスを成功させるか」という視点よりも、「いかに貧困削減したか、困っている人の数が減ったか」などでその組織の価値が評価されます。

当たり前の話ですが、NPOとはNon profitなので利益を追求しないのです。その代わり、寄付を募って組織を運営しています。


ニューヨークのFinancial Districtにある研修会場

一方で、私はAFRIKA ROSEを始める時に、NPOではなく、利益を追求する「企業」という形に強く拘りました。それは、長期的な社会のインパクトを考えた時に、支援や援助ではない形で持続可能な社会をつくりたかったから。ドナーや組織運営者が明日いなくなっても、まわっていく「しくみ」をつくりたかったから。

「かわいそうだから寄付を募る」という形ではなく、「プロダクト自体に魅力を感じているから買う」という、消費者が少しも無理も背伸び(寄付)せずに、「普段の消費」というごく自然な形で、それが知らないうちに社会貢献にも繋がっていたという自然体の形に拘りたかったのです。こういう想いでスタートしたAFRIKA ROSEでした。

それなのに、これまで「ビジネスで」と言いつつも、「例えビジネスで成功しなくても、社会に良いことをやっているのだから」という甘えや逃げがあったということに気付きました。

それから、お金を稼ぐ事に対する罪悪感があることにも気付きました。

社会に良いことをしているのに、お金を稼いで良いのだろうか?という矛盾のような気持ちです。

もっとお金を稼いだら応援者がいなくなっちゃうのではないか?という恐れや不安も同居していました。このまま「弱い自分」や「無力な自分」で居た方が心地よいし皆が助けてくれる。その方が楽だし「良い人」でいられます。そして失敗した時の言い訳になります。

でも、そういう考えは、もう私には必要ないという事に気付きました。手放すことにしました。
AFIRKA ROSEが寄付モデルじゃなくて「ビジネス」だからこそ応援してくれて、成功を願いいる仲間が沢山います。

ビジネスとして成功するからこそ、経済的に力のある人から信頼されもっと大きなインパクトを社会に与えられます。世の中に必要とされているからこそ、お客様が買うので企業が儲かるし長く続くのです。継続的にたくさん薔薇を輸入できるので、結果的にたくさんの雇用が生まれます。

そんなあたりまえな事、今更気付きました!笑

社会における本当の価値をつくっていきたい。もう遠慮しないことに決めました!!

宣言:
私は、AFRIKA ROSEをビジネスとして成功させることで、自分も周りも皆をハッピーにします!

色んな意味で、新しいステージに向けての1歩になったんじゃないかと思います!
今後もAFRIKA ROSEを宜しくお願いいたします!!

P.S.
私の個人的な夢は、両親をケニアにファーストクラスで連れて行ってあげたい!!!(5年以内)

日本に帰ると、大好きな仲間と可愛い薔薇たちが迎えてくれました。
やっぱりhomeっていいな~